産後 postpartum

産後うつは、気分が落ち込み、何も楽しくなくなり、やる気が出ないないなどの状態になります。

産後3か月以内に発症することが多く、症状は2週間以上持続します。発症の背景因子としてうつ病の既往、育児環境要素による影響もあります。

当院では、産後健診時に、こころのチェック表（EPDS：エジンバラ産後うつ病質問票）を用いたスクリーニングを行い、必要であれば心療内科に紹介しています。

当院では、産後2週間前後にお母さんと赤ちゃんの健診を行っています。
産婦人科医によるお母さんの身体と気持ちの健康状態の確認をしています。

確認項目

• 血圧、尿検査
• 内診、超音波検査で子宮の回復具合
• こころのチェック表（EPDS：エジンバラ産後うつ病質問票）を用いたスクリーニング
• 助産師による赤ちゃんの哺乳力および体重測定

1か月検診では、お母さんの身体と気持ちの回復状態を確認します。

お母さんの確認項目

• 血圧、体重、尿検査
• 内診、超音波検査で子宮の回復具合
• 乳房の状態
• こころのチェック表（EPDS：エジンバラ産後うつ病質問票）を用いたスクリーニング

赤ちゃんの確認項目

小児科医により赤ちゃんの成長具合を確認しています。

• 身長、体重
• 母乳およびミルクの哺乳量
• 原始反射の有無
• 股関節の状態確認
• へその緒の状態