妊婦健診は正式には「妊婦健康診査」といいます。妊娠がわかってから出産まで定期的に受ける健診です。
妊娠中のお母さんの体は日々変化し、お腹の赤ちゃんも日々成長しています。定期的に妊婦健診を受けることで、お母さんの健康状態や赤ちゃんの発育状態が順調かどうかわかります。お母さんの体に異常がないか、お腹の赤ちゃんが元気かどうかは、健診でさまざまな項目を確認しないとわかりません。もし、お母さんや赤ちゃんに異常が見つかった場合、定期的に検診を受けていれば早めに対応することができます。また、妊娠経過を観察することで、それぞれのお母さんや赤ちゃんに適したお産の準備をすることができます。安全なお産のために、忙しくても、自覚症状がなくても妊婦健診は必ず受けましょう。
妊婦健診が始まるのは初診で妊娠がわかったあとからです。
通院の間隔目安は次の通りです。
12週ごろ~24週まで | 4週間毎 |
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25週~27週まで | 3週間毎 |
28週~35週まで | 2週間毎 |
36週~予定日まで | 1週間毎 |
予定日以降 | 医師の指示通り |
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退院後1週間くらいになると、育児の不安やお母さんの身体や気持ちの変化、回復についてなど、いろいろ心配が出てくる時期だと思います。そこで当院では産後ケアとしてお母さんの問診と相談できる場をもうけ2週間健診を行います。入院中の退院指導時に予約日を相談の上決めさせていただきます。
日時 | 毎週木曜日(祝日は除く) 14:00~15:30 |
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場所 | 外来 |
持ち物 | 診察券・保険証・母子手帳・受診票 ※赤ちゃんに必要なもの ※費用:3,000円(受診票利用の方は自己負担金はいただいておりません) |
帝王切開は、自然分娩では様々な問題が生じることが考えられ、お母さんや赤ちゃんの安全確保が難しいと判断された場合にお腹を切って(子宮切開)赤ちゃんを取り出すことを言います。
帝王切開には、(出産)予定日をあらかじめ決めて行う「予定帝王切開」と、お産の経過中に母体や胎児の命にかかわる事態が生じたり、あるいは何らかの障害が起こったりすることが予想される場合に、早急に母児の生命を救うために行われる「緊急帝王切開」があります。
(子宮)頸管とは、子宮口(子宮の入り口)から腟につながる部分を言います。お産の時は陣痛とともに子宮口が開き、この子宮頸管を通って赤ちゃんが生まれてきます。しかし、お産時だけでなく妊娠中に自覚症状もなく、突然子宮口が開いてしまうことがあります。
このような状態になると切迫早産のおそれもあり、胎外生活に適応できる時期(35週終わり頃)まで妊娠を継続させる必要性などから、速やかに子宮口を縛る手術が必要となります。この手術のことを頸管縫縮術と言います。
デリケートゾーンのトラブルや違和感を感じる時、不安な時にはいつでもお越し下さい。産婦人科の専門医が診察いたします。症状がある時には保健がききますが、症状がない場合は自費となります。
外陰部や膣のかゆみや、おりものの量・臭いなど異常を感じる時、一般細菌、真菌、ウイルス、病原虫などが原因で起こる場合があります。
適切な診断は早期治療につながります。気になる症状がある時には早めの検査をおすすめします。
一般細菌培養検査 | 960円~ |
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STDとはオーラルセックスやセックスに関連する行為で感染する病気です。
ヘルペスウイルスにより、口の周りや外陰部の周囲に湿疹が出来てかゆみ、痛みを生じます。
ヘルペスウイルス検査キットによりすぐに診断することができ、内服薬や外用薬で治療します。
ヘルペスウイルス迅速検査 | 770円~ |
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また当院ではヘルペス再発を繰り返す方に、予防投与も行っております。
症状が出ていない時期にもご相談ください。
非常に一般的な感染症で、かかっても症状がとても軽く気づきにくい場合があります。
クラミジアにより、陰部のかゆみ、おりものの増加、腹痛などの症状を引き起こします。
不妊になるリスクが高まる場合もありますので、早期治療が重要です。
喉に起こるクラミジア感染症では症状があまりないことが多いです。抗菌剤の内服で治療できます。
以前にかかったことがあるかどうかは、採血により確認することができます。
膣・頸部クラミジアPCR検査 | 1,040円~ |
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淋菌により、陰部より膿が出たり、痛みを生じることがあります。抗菌薬の内服で治療できます。
淋菌PCR検査 | 1,280円~ |
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ヒトパピローマウィルス(HPV)が粘膜や皮膚の細胞を異常に増殖させて起こるイボのような腫瘍です。膣の入り口や肛門周囲に見られますが、膣内にできることもあります。外用薬で治療できます。
梅毒トレポネーマという病原菌で、感染当初はしこりができることがあります。股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。
治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にバラのような発疹が出現します。
梅毒抗体採血検査 | 3,090円~ |
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子宮頸がん、子宮体がん、ホルモンバランス異常により月経以外の時期に出血することがあります。
月経以外の出血が認められた場合には、精密検査をおすすめします。
子宮頸がん検診 | 1,020円~ |
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子宮体がん検診 | 2,010円~ |
子宮筋腫や卵巣が腫れていると健康診断で指摘されたとき、産婦人科で精密検査を受けましょう。年に一度は、症状がなくても産婦人科に受診し超音波検査を受けることをお勧めします。また、必要な方には手術療法をおすすめする場合があります。
経膣超音波検査 | 1,590円 |
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腫瘍マーカー採血 | 1,410円~ |
当院では、御殿場市・小山町にて発行されている受診票持参で子宮がん検診をお受けになる患者様に無料で卵巣の超音波検査を受けられるがん検診外来を毎週木曜日に行っております。万が一、卵巣が腫れている場合は精密検査が必要となり保険診療となります。保険証を必ずご持参ください。
※木曜日以外に卵巣チェックを希望される方は有料となります。
子宮頸部 | 1,000円 |
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子宮頸部・体部 | 1,500円 |
次の場合は無料です。
1)70歳以上の者
2)後期高齢者医療受給者
3)生活保護世帯に属する者
4)市民税非課税世帯に属する者
※3)、4)の場合は、「保健事業徴収金免除申請書」の提出が必要です。
・保険証
・受診票(御殿場市発行)
以下は、対象者のみご持参ください。
・保健事業徴収金免除申請書
中高生女子の約7割に月経痛の悩みがあり、授業に集中できない、スポーツなどの部活動が楽しめない、学校を休んでしまうなど影響が大きいことが知られています。
お子様の症状で気になることがある時にはいつでもご相談ください。
月経痛が日常生活に支障をきたすほどひどいことを月経困難症と呼びます。下腹部の痛みのほかに頭痛、肩こり、腰のだるさ、月経前のイライラなど様々な症状があります。月経の時痛みがあり鎮痛剤が必要だ、痛みで座り込んだり寝込んだりする、頭痛や吐き気があるなどの症状がある時には診察を受けましょう。
月経の状況、月経痛の程度、月経の量や持続日数などを伺います。
いきなり内診することはありません。
お腹の上から超音波検査で卵巣や子宮に問題がないか検査します。
必要に応じて血液検査でホルモン検査や貧血のチェックなどを行います。
大事な試験やスポーツなど部活動の試合と月経が当たってしまいそう、旅行の計画と月経が重なってしまわないか心配、という時には月経移動がおすすめです。
薬の内服で月経をずらすことで、大切なイベントに集中することができます。ぜひご相談ください。
緊急避妊とは、避妊をしないでセックスしてしまったとき、コンドームが破けるなど避妊に失敗してしまった時に妊娠を防止する方法です。
緊急避妊ピルはセックス後72時間以内に服用することが必要です。
このピルの内服で妊娠を防ぐことができますが、100%ではありません。
緊急避妊ピル「レボノルゲストレル錠」は24時間対応ですが、外来時間外は一度お電話をお願いします。
学割はじめました。学生の皆様、学生証を持参のうえお越しください。学生証があれば年齢不問です。
緊急避妊ピル | 8,800円(税込) ※学割の場合6,600円(税込) |
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毎日一回服用することにより排卵を抑制します。
正しく服用すれば、100%近く避妊でき、「望まない妊娠」からあなた自身を守ります。
学割はじめました。学生の皆様、学生証を持参のうえお越しください。学生証があれば年齢不問です。
経口避妊ピル | 1,200円/1周期 ※学割の場合1,000円/1周期 |
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当院では妊娠12週未満までの人工中絶手術を行なっており、今後の妊娠にも配慮した、身体に優しい手術を心がけております。希望しない妊娠であれば、ご自身で悩まずまずは専門医にしっかりと相談頂きたく思います。この度、当院の人工妊娠中絶の際、皆様が痛みが不安とのお声が多くございますので、完全無痛となるよう麻酔薬をご用意させて頂きました。中絶手術をご検討の方へ中絶を考える中で、大きな不安を抱いていらっしゃるのではないでしょうか。やむを得ない事情により中絶手術をご希望の場合、心の負担が少しでも軽くなるように真摯にお話を伺い、安心・納得の上での手術をサポートいたします。
妊娠週数(11週6日まで) | 120,000円(前処置無し)/ 131,000円(前処置有り) |
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最近、いつでも体がほてり、急にたくさん汗をかく。イライラしたり、不安な気持ちになることが増えた。肩こりや頭痛がひどくなった。夜眠れない、疲れやすく落ち込みやすい頻尿や尿もれが気になるなどの症状をお感じの方、それは更年期症状かもしれません。
症状や状態に合わせて漢方薬やホルモン補充療法など、あなたに合った治療をご提案させていただきます。いつでもご相談ください。
ホルモン採血 | 3,840円~ |
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女性ホルモンを補充する治療です。少ない副作用で身体の不調をサポートします。
プラセンタは赤ちゃんとお母さんをつなぐ胎盤から抽出された成分で、体内に直接取り入れることにより新陳代謝が 促進されて細胞が活性化されます。プラセンタの最大の特徴は自然治癒力の増大と言われています。 更年期障害、乳汁分泌不全には保険診療が適応となる場合があります。詳しくはご相談ください。 美肌(美白・シミ・シワ・ニキビ)・老化防止(アンチエイジング)・血流改善・抗アレルギー作用・月経不順など、 美容等を目的(美容、健康の維持など)に治療したいという方は自費診療となります 当院で使用するプラセンタ注射は『メルスモン』厚生労働省で医薬品として認可されています。
プラセンタ注射(皮下注射) | 980円(保険適用:初診)/510円(再診) 1500円(保険適応外:自費) |
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疲労回復に重要な「ビタミンB1」をはじめとする様々なビタミン類を豊富に含む総合栄養注射・点滴のことです。
その一番の効果は、なんといっても即効性の疲労回復です。
そもそも疲労の原因は、体を流れる血液の中に蓄積された「乳酸」ですが、ビタミンB1は体内のエネルギー代謝を促進させるので、疲労物質である乳酸が分解され疲労回復につながり、同時に体内にエネルギーが作られやすくなります。
疲労回復、肩こり、腰痛、筋肉痛などの改善、活力増進、免疫力アップに効果があります。
基本的にビタミン剤ですので体に対する副作用はほとんどありません。
プラセンタ注射との併用でさらに効果があります。
ビタミンエナジー | 1,100円(税別) |
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ビタミンエクストラ | 1,500円(税別) |
高濃度ビタミン点滴 | 9,350円(税込) ※高濃度ビタミン希望の方は投与前に採血が必要となります。 |
これから結婚を考えている方、近々結婚を控えている方にブライダルスクリーニングをお勧めします。
今妊娠・出産できる身体の状態か、妊娠しにくい原因を持っていないか、妊娠した時に安全に出産できる身体の状態かを一度の検査で調べます。
超音波検査 | 17,500円 |
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子宮頸がん検診 | |
梅毒検査 | |
クラミジア検査 | |
淋菌検査 | |
HIV |
トキソプラズマ感染症 | 1,900円 |
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細菌培養検査 | 1,500円 |
風疹 | 2,570円 |
麻疹(はしか) | 2,230円 |
B型肝炎 | 1,540円 |
C型肝炎 | 2,570円 |
ムンプス抗体(おたふくかぜ) | 2,570円 |
HTLV-1 | 2,050円 |
AMH(卵巣年齢) | 8,000円 |
卵管造影検査 | 29,000円 |
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精液検査 | 2,000円 |
フーナーテスト | 2,000円 |
LHチェッカー | 550円 |
人口受精 | 9,700円 |
超音波検査 | 1,100円~ |
必要に応じて低温期、高温期など採血があります。
当院では、小児科専門医による産後1か月健診・4か月健診・10か月健診を行っています。
1ヶ月健診は、基本的に出産した産婦人科へ受診してください。他院で出産され、当院で健診をご希望の方は、紹介状が必要となります。赤ちゃんが生まれてから1ヶ月経過されてから受診となります。入院中の退院指導時に、赤ちゃんが生まれてから1ヶ月経過した頃で受診目安をお伝えします。
健診日時 | 毎週火曜日 13:30~14:30 (祝日は除く) |
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場所 | 外来/ラウンジ(2F) |
持ち物 | 診察券・保険証・母子手帳・受診票 ※赤ちゃんに必要なもの ※費用:受診票利用の場合でも別途2000円かかります。 |
4・10ヶ月健診の方は、当院でお生まれになった赤ちゃんはもちろん、他院でお生まれになった赤ちゃんでも静岡県内にお住まいの方でしたら受診可能です。
健診日時 | 毎週火曜日 13:30~14:30 (祝日は除く) |
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場所 | 外来/ラウンジ(2F) |
持ち物 | 診察券・保険証・母子手帳・受診票 ※赤ちゃんに必要なもの ※費用:受診票利用の場合無料です。 |